「Agree to disagree」（意見が一致しないことに同意する）

結婚生活で反省すべき点は、「相手を変えよう」と考えことです。

異なる価値観を持った人間が一緒に暮らすことは、良いところも悪いところもお互いを認め合いながら生きていくしかないと思います。

自分の考えが正しかったとしても、正論を伝えれば相手が理解してくれるものでもない。相手は、自分が悪かったと内心思っていても、素直に認められないときもあります。自分が悪くなかったとしても、大人になり歩みよっていく姿勢が大切です。時には、こちらが悪くなくても謝ることも必要です。

結婚したら相手は変わってくれると思うのは間違いで、結婚前で変わらないものは結婚後も変わりません。唯一できることは「自分が変わる」ことです。相手は変わらないんだと受け止めてあげること、自分の考えや行動を何か変えられないのは考えること、相手が言っていることが間違っていても話を聞いて否定せず認めてあげることです。

Sonyの元社長　平井一夫さんが「Agree to disagree」（意見が一致しないことに同意する）ことが大切だとおっしゃっていました。相手の意見を理解しリスペクトするが、私はそう思わないけど、それで良いと言ってあげることが夫婦生活でも重要であります。